伝統こけし製作工房 木地処さとう
 

こけしができるまで 1/2/3/4

こけしができるまで その3 ロクロで削る〜刃物を研ぐ

ロクロで削る
前回までの木取りまでがおわると、ようやくロクロでの作業が始まります。

古来からの手法では、上の写真のように一人が綱で回して、一人がこけしを削り出すという二人三脚の作業。
昔から奥さんや子供が回して、お父さんが削って作ったと言い伝えられている。回す方はとっても疲れる・・・多分けんかすることも多かったろうと僕は推測するΣ(゚д゚lll)

(現代はモーターで回すロクロを使用しています。今回は特別に古来から伝わる二人挽きロクロを紹介します。)

ロクロで少しずつ削ってゆく

ロクロで形を削り出す

先の鋭くとがった『かんな棒』を、『うま』に固定させて少しずつ削っていきます。古式ロクロだと、丸くするまでがとっても大変でした。
こけしになってきました

ある程度こけしの形が見えてきました。そろそろ回す方も疲れてきているので休憩(;^ω^)



刃物を研ぎます

かんな棒を研ぐ

休憩とはいってもお茶のみばかりはしていられません。かんな棒がよく切れるように、砥石で刃を研ぎだします。



少しずつ頭を削り出し、こけしの形ができてきました。まとめるとこれだけですが、以上を何回もくり返して、ここまで約1時間以上かかっています。

ここまでやってみて感じたことは、古式ロクロは普段やっているモーターのロクロとは全く別の道具だということ。もちろん二人挽きの手動ってこともあるんだけど、かんな棒の形も違うし、なにより根気がいる( ̄□ ̄;)!! よく『昔の人の方が腕は数段上だ』と工人の間では話がされるんだけど、それは間違いなさそうである。
では次回はいよいよ仕上げに入ります。


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